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行徳の町屋
■建築物概要
所在地 :鳥取市
主要用途:住宅
構造規模:鉄骨造 3階建て
敷地面積:120.12㎡(約36.4坪)
建築面積:92.25㎡
延床面積:219.78㎡(約66.6坪 ※車庫含む)
施工会社:田中工業株式会社
■仕上材料
【外部】
屋根:ガルバリウム鋼板 折板葺き
外壁:窯業系サイディング
【内部】
床:複合フローリング
壁:ビニルクロス
天井:ビニルクロス
■コメント
古くから町屋が建ち並ぶ地域で建て替えた住まいです。
計画地は間口わずか4.5mに対して奥行は27m、狭い間口に面してオモテとウラには道路があり、両隣の家屋は外壁同士が接するほど迫っています。この細長い敷地に家族全員 5台分の駐車スペースと、良好な居住環境の実現が求められました。
一見すると難しいと思えるこの要望に対し、オモテからウラまで抜けられる「通り土間」を設けることで応えました。両方向からアプローチが可能な利便性の高い動線を軸にし、鉄骨造を採用して2階を大きく張り出した形状とすることで、地上部分に5台分の駐車スペースを確保しました。
主な居室は2階と3階に設けています。直線上の廊下の突き当りに居室を配置し、中間領域としてバルコニーを設けて道路からの視線をカット、道路側から良好な自然採光と自然通風を取り入れる計画としました。
3階のバルコニーに出れば、鳥取の夏の風物詩である千代川の花火を鑑賞することができます。
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