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湯川・杉の家
鳥取開発公社 「地域住宅モデル普及推進事業プロポーザル」 最優秀提案
■建築物概要
所在地 :鳥取市
主要用途:住宅
構造規模:木造 2階建て
建築面積:77.23㎡
延床面積:121.01㎡(約36.7坪)
施工会社:株式会社田中建設
■仕上材料
【外部】
屋根:日本瓦葺き
外壁:漆喰・杉板
【内部】
床:杉フローリング30mm
壁:漆喰塗り
天井:杉板張り
■コメント
城下宿場町の近傍にあり、周囲を山と河川に囲まれた穏やかな地域に建つ住宅です。
古き良き民家に見られる「土間」「濡縁」といった地域に開いた中間領域となる部分を生活の中心となるリビングに近接して設け、地域に馴染む住まいとなるように配慮して設計しました。
内部は吹抜けのあるリビングを中心に1階と2階が繋がり、引戸の特徴を生かした広がりのある平面計画も相まって、家族の気配を近くに感じつつ、生活の変化に柔軟に対応できる可変性のあるプランです。構造体や内部仕上には地元の智頭杉を活用し、室内に表して使うことで素朴さや柔らかさ、力強さを表現しつつ、仕上を省略して建築費のコストダウンを図っています。
また、ヒノキの板張りの浴室では温泉の給湯が可能で、直接外へ出られるウッドデッキにより露天風呂気分を味わうことができます。
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